根管治療

根管治療とは

むし歯が重症化すると、菌が歯の神経に入り込み夜も眠れないほど痛みが出ます。そうなると、歯の神経を取らないといけない状態になります。菌によって痛んだ神経を取ることによって痛みを除去し、根管内の汚染物質をきれいに取り除き、歯の神経の通り道に蓋をすることを根管治療といいます。

マイクロスコープを使用した精密な歯科治療

根管治療の流れ

虫歯が悪化して歯の根っこにある根管と呼ばれる部分まで達すると、中にある歯の神経や血管は死んでしまいます。従来そこまで進行した虫歯は抜歯するしかありませんでしたが、近年では根管治療を行うことで歯を残せるようになりました。

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歯石の削り取り

まず、虫歯に冒された歯質を削り取ります。

根管治療のイラスト:虫歯部分の除去
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処置スペースの確保

処置がしやすいよう、神経が通っているスペースに穴を開けます。

感染根管治療のイラスト:根尖に膿がたまった歯の再治療
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歯根の感染部分を除去

リーマーという専用器具を使って、歯根の感染部分を除去します。

根管治療のイラスト:ファイルによる根管内の清掃
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内部洗浄・封鎖

内部をきれいに洗浄・消毒し、再び菌が入らないよう歯根の先まできっちりと薬を詰め、封鎖します。

根管治療後のイラスト:薬剤を充填した歯
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表面の補強

最後に通常の虫歯治療と同様に、詰め物もしくは被せ物で補います。

根管治療後のイラスト:土台(コア)を立てた歯

歯内療法の特徴

重度な虫歯の根管治療の際は、今まで盲目的な治療であり、手指の感覚だけで治療しておりました。

  • 日本の根管治療の成功率は30%以下
  • ラバーダムやマイクロスコープを使用することで、成功率を75%まで上昇

マイクロスコープによる診断

目視では確認できない根管のさらに深い部分までマイクロスコープによって診断を行います。

歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)の機器

X-スマート プラスによる負担軽減

根管を拡大する際に使用するシステムです。ニッケルチタンを素材としたファイルを装着し、手用のファイル(保険で使用するファイル)よりも拡大するまでの大幅な時間短縮が図れるため、患者様の負担も軽減されます。

根管治療用エンドモーター(回転切削器具)

CTによる精密診断・確認

歯内療法の際にはCTの撮影を必ず行なっております。通常のレントゲン撮影では確認がしにくい部分も3D化した画像にて確認できるため、より精密な診断・確認が可能となります。

歯科用CT

ラバーダムによる質の高い治療

より質の高い根管治療を行うために歯内療法の際には、ラバーダムと呼ばれるシートを掛け、治療を行います。日本ではラバーダムを使用しての治療が行われていないケースが多いため、根管治療の失敗率が高くなっています。

ラバーダムを使用している様子