歯垢・歯石の正しい取り方完全ガイド|予防歯科で健康な歯を守る方法

目次

歯垢と歯石の違いを正しく理解しましょう

お口の健康を守るために、まず知っておきたいのが「歯垢」と「歯石」の違いです。

この2つは混同されがちですが、実は明確な違いがあります。歯垢とは、歯の表面に付着する白色または黄白色のネバネバした物質で、別名「プラーク」とも呼ばれています。1mgの歯垢には1億個以上の細菌が存在しており、まさに細菌のかたまりなのです。

一方、歯石は歯垢が石灰化したもので、主に歯と歯ぐきの境目につく灰白色の石のような硬いかたまりです。歯垢が残ったまま放置すると、わずか2~3日で石灰化し始め、やがて歯石へと変化します。

歯垢と歯石の違いを示す歯科イラスト歯石には大きく2種類あります。歯ぐきの上についている白い歯石(歯肉縁上歯石)と、歯周ポケット内にある黒い歯石(縁下歯石)です。白い歯石は唾液中のミネラル成分によって形成され、唾液腺が開口している下前歯の裏側や上奥歯の外側に付着しやすい傾向があります。

黒い歯石は歯周ポケットに隠れており、歯周病が進行している可能性があるため注意が必要です。

自宅でできる歯垢除去の基本テクニック

歯垢は歯みがきで除去できます。

しかし、ただ磨けばいいというわけではありません。歯垢が残りやすい場所を意識して、効果的に取り除くことが重要です。特に奥歯、歯の間、歯ぐきとの境目などは付着しやすいため、しっかりと歯みがきして除去しましょう。

食事をしてから約4~8時間で歯垢が作られてしまうため、石灰化しないように毎食後もしくは最低でも1日に1回は必ず歯みがきを行うことをおすすめします。

デンタルフロスで歯垢除去率が1.5倍に

歯ブラシだけでは不十分です。

歯と歯の間は、ハブラシの後にデンタルフロスを使うと、歯垢の除去率が約1.5倍になることが研究で明らかになっています。歯垢は歯の表面に強く付着しているので、うがいをしただけでは取れません。自分に合ったハブラシやデンタルフロスを使って、しっかりと取り除きましょう。

デンタルフロスを使用した歯間ケアの様子また、歯垢を残さないために、染め出し液を使ったり、定期的に歯科医院で歯のクリーニングをしてもらったりすることも効果的です。

歯垢が残りやすい5つの箇所

以下の箇所は特に磨き残しが多い場所です。

  • 歯間
  • 奥歯の裂溝(噛み合わせの溝部分)
  • 歯と歯茎の境目
  • 抜けた歯の両隣の歯面
  • 歯が重なっている部分

これらの箇所は水に溶けにくい歯垢が付着しやすく、歯ブラシやフロスが当たっていないとなかなか取れません。意識的に丁寧に磨くことが大切です。

歯科医院での専門的な歯石除去について

歯石は一度付着すると歯みがきでは落とすことができません。

そのため、歯石がついてしまったら、歯科医院で早めに取り除いてもらう必要があります。西小山歯科クリニックでは、口腔内デジタルスキャンを用いて、目には見えない小さな虫歯や初期の歯周病を早期に発見し、適切な処置を行っています。

歯石除去の基本的な流れ

歯科医院での歯石除去は、最初に超音波スケーラーという医療機器で全体の歯石を除去し、仕上げにハンドスケーラーを用いて歯間や歯と歯茎の境目にある細かい歯石を丁寧に取り除いていきます。

歯石除去は1度で終了する方もおられれば、口腔内の状況により、複数回必要な場合があります。

歯科医院での歯石除去治療の風景歯茎の中(歯周ポケット)に歯石が溜まっている場合は、歯茎が炎症して歯周病が進行している可能性があります。歯周ポケットの深い所に麻酔をして行う「ルートプレーニング」という治療法を用いることもあります。

エアフローによる優しいクリーニング

西小山歯科クリニックでは、歯面清掃用の機材「エアフロー」を導入しています。

エアフローは細かい粒子で歯にこびりついた汚れやヤニを除去し、歯や被せ物を傷つけずに短時間で洗浄できる特徴があります。施術後は歯表面がツルツルになり、汚れや歯石の再付着を防ぐ効果があるため、結婚式や発表会など大事な予定の前にも安心して利用できます。

柔らかい歯垢と硬くなった歯石を見極め、機械を変えて汚れを除去することで、歯に細かい傷がつかないような工夫をしています。

歯石除去にかかる費用

歯石除去は保険適用で行うことができ、初診時の費用は約3,000~4,000円です。

これは歯石除去の他に各種検査代なども含めた金額になります。各種検査代とは、レントゲン撮影や歯周ポケットの深さを測定する費用です。この検査で虫歯や歯周病の診断を行うことができ、保険適用で歯石除去ができます。

予防歯科で歯を失わないための定期ケア

虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、ならないように守ることが大切です。

西小山歯科クリニックでは、「歯を失わないための予防」に注力しており、定期的な歯のクリーニング(PMTC)、歯ぐきのマッサージ、ブラッシング指導、口腔内デジタルスキャンといった施術を組み合わせ、患者一人ひとりのお口の状態に最適化した予防計画を提案しています。

予防歯科の定期検診とクリーニングの様子3か月ごとの定期検診が理想的な理由

虫歯菌や歯周病菌は約90日で再び増殖します。

そのため、3か月ごとの定期検診・クリーニングを推奨しており、ご自宅でのブラッシングと歯科医院でのケアを組み合わせることで、最大の予防効果を発揮できます。日々の歯みがきだけでは落とせない汚れも、専門のクリーニングでしっかり取り除くことができます。

もしも小さなトラブルが見つかっても、痛みが出る前に治療できる安心感があります。

早期発見・早期治療の重要性

削ったり抜いたりした歯は二度と元通りにはなりません。

初回診断では、口腔内デジタルスキャンを用いて、目には見えない小さな虫歯や初期の歯周病を早期に発見することができます。早期発見・早期治療により、痛みや大きな治療負担を最小限に抑えることができます。

歯石を放置することにより、歯石から細菌が辺りに広がり、虫歯や歯周病になる原因が含まれているため、虫歯や歯周病にならないためにも、歯石除去をする必要があります。

自分で歯石を取るリスクと注意点

最近では、自分で歯石除去ができるスケーラーのような商品がネットショップ等で販売されています。

しかし、健康な歯や歯茎を傷つけてしまう危険もあるため、おすすめしません。スケーラーは針金のように細く加工された先端がついており、その先端で歯石をつついて除去する器具ですが、扱いに慣れていない場合、以下のようなリスクがあります。

  • 歯茎などを傷つける可能性がある
  • スケーラーの扱いに慣れていないため、効果を感じられない
  • こまめに確認をしていないと、歯石が付着してしまう可能性がある

歯周ポケットの奥にある歯石は、ご自身で確認がしづらい場合も多く、検査器具などを使わないと適切に除去できません。

自力で取ろうとせず歯科医院へ定期的に受診して、正しい処置を受けることが、長期的な口腔健康につながります。

まとめ:予防歯科で一生自分の歯を守りましょう

歯垢と歯石の正しい知識を持ち、適切なケアを行うことが健康な歯を守る第一歩です。

自宅でのセルフケアでは、デンタルフロスを活用して歯垢除去率を高め、歯垢が残りやすい箇所を意識的に磨くことが重要です。そして、歯石になってしまった場合は、歯科医院で専門的な除去を受けることが必要です。

西小山歯科クリニックでは、予防を中心とした総合歯科治療、最新機器による精密な診断とクリーニング、患者に合わせた定期的なケア計画により、「一生自分の歯で過ごす」ことを目指す方に最適な環境を提供しています。

西小山駅から徒歩3分、土日も診療しており、忙しい方でも通いやすい環境です。

痛くなる前の予防が、あなたの笑顔を守ります。ぜひ一度、西小山歯科クリニックにご相談ください。

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